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Posted by ミリタリーブログ  at 

2014年09月14日

アーヴィング&フランセス

サバゲができない。

体調不良と仕事が重なってなかなか機会を得ることができません。

今の仕事でイベントに駆り出されるんですが、運営の資料にも名前がない員数外の人なんで、ホント私達の役目必要なのかと。

そんな中にも、楽しさを見つけるのが仕事かなと思うんですが、見つかるのは稀で、今回はその稀な話でもと。


その方は、中背で背筋の伸びた御老人でした。名刺いただいたのでMさんとします。

Mさんは視力が弱いために、作品がよく見えないので、ボランティアさんに解説してもらいながら作品を鑑賞していました。

展示室を出る際になって、ボランティアさんと会話してたんですが、その際に「海兵学校云々」聞こえたので、もしや元軍人の方かなと思いすれ違いに声を書けてみました。

話していく中で、
・旧制中学繰り上げ卒業で予科練へ行った。

・元搭乗員

・乗機は月光に銀河でB29を迎撃

・勤務地は厚木

・終戦の詔勅を基地で聞いた。

要するに第三〇二航空隊で夜戦で爆撃機迎撃してて、厚木航空隊事件のときもいたというこうとです。
昭和3年生まれなので、17歳で搭乗していたことになります。銀河で迎撃と言われていましたが、いわゆる試製極光です。

色々聞かせていただきました。
・小園司令のこと

・斜銃について

・F6Fの射撃の様子

・機銃が足に中ったこと

・終戦の詔勅のとき、航空服で直立のまま外で聞いていて、真夏なのに冷たい汗が流れたこと。

・硫黄島が落ちた後はP51が出てきたので太刀打ちできなくなったこと。

・予科練の話。

すっごい濃厚な話でした。
特に印象的だったのは繰り上げ卒業から予科練の話をしているとき。地元の人たちがなんとか壮行をしてくれたこと。校長先生の話。上海帰りの格闘術の教官(おそらくシャンリク)が尋常じゃなかったとか、先輩に殴られたが自分は殴らなかったとか、未成年で酒は無理だったがキャラメルやチョコレートが美味かった話。後は予科練の近くで、息子さんが戦死されたおばさんに大変世話になり、息子のように可愛がってもらった話など、戦闘の話よりもとても懐かしそうに話されていました。

その中で一番印象に残った言葉がこれです。
「ライスカレーがね、とても美味いんですよ。早く食べれるし。グラウンド走ってるとねヘトヘトになってると、いい匂いがしてくるんですよ。そしたらね・・・もう早く終わらせて食べたいって気持ちになるんですわ」
すっごい、当時の匂い思い出すように喋られるんですよ
一瞬、その人が予科練の体操服着てるように見えました。

  

Posted by corgi  at 22:53Comments(0)雑談